秋田・檜山茶を訪ねて Part.1
日本各地が梅雨入り仕始めた6月上旬、秋田県で生産されている檜山茶(ひやまちゃ)を求めて、東能代に足を運びました。
東能代駅は五能線(東能代駅から弘前駅まで)の起点駅です。
秋田県で茶を生産していることは認識していましたが、茶の経済的北限はもっと南(新潟県の村上茶と茨城県の奥久慈茶を結んだライン)であり、どんなお茶と出会えるのか、とても楽しみにしていました。
まず向かったのは、しだれ桜で有名な、檜山城趾にある多宝院。檜山は、室町時代から武将安東氏が、江戸時代からは秋田藩家老、多賀谷氏が治めていた土地です。
多宝院の山門には、四方に雌雄の獅子が施されています。
多賀谷氏の菩提寺である多宝院と入口にあった茶臼。
隣接した墓地に、多賀谷家家老、石川官太夫の墓もありました。官太夫は、宇治から茶の実を持ち帰り、檜山に茶を広めた人物です。
Part.2に続きます。