烏龍茶製造実習
10月の終わりに、丸子紅茶の生産家、村松二六さんを訪ね、烏龍茶製造実習をさせて頂きました。
「べにふじ」を摘んで下さっていたので、日干萎凋からスタートしました。
カレンの上の茶葉を影にしないよう気をつけながら、古い葉や茶花などを取り除きます。1時間ほどしたら、茶葉全体を動かします。
それから45分後、室内萎凋に移行します。
そして揺青(ようせい・お茶の葉を撹拌する)と静置(せいち・お茶の葉を寝かせる)を5回繰り返します。回を重ねるごとに攪拌させる回数は増えます。この時の室温は27度、湿度50%。
揺青と静置が終わると、200〜210度で茶葉を殺青(さっせい・加熱して発酵を止める)します。
左から茶葉を機械に投入、真ん中殺青中、右は殺青後の茶葉をヌンカンに出しています。
ヌンカンの上の茶葉を包揉(白い布で包む)し、15分置きます。その後、白い布から茶葉を出し揉捻します。
揉捻機で6〜7分揉捻した後、手作業で玉解きし、
水乾機に30分入れた後、烏龍茶用の乾燥機に移します。
73度で6時間乾燥させ、右は乾燥機から取り出した烏龍茶。
できたてのべにふじ烏龍茶のアップ。早速飲ませて頂きました。自分で作った烏龍茶なので、より美味しく感じました。二六さん、時枝さん、ありがとうございました。