世界中のショコラティエのチョコレートが集まるチョコレートの祭典、SALON DU CHOCOLAT。オンラインで購入したチョコレートが届きました。セゾンドセツコ 日本茶のショコラ。
日本の四季をテーマに、和をふんだんに盛り込んだショコラトリー。
メリーチョコレートのブランドです。
蓋を開けると、5種類のショコラが9個入っています。
左は玄米茶、右は焙じ茶のショコラ。
左は静岡産紅茶、右は八女抹茶のショコラ。
5個目は金粉が乗っている宇治抹茶ショコラ。
チョコレートと言うと外国のものに目が行きますが、日本のチョコレートも負けていません。玄米茶のサクッとした食感、香り高い静岡産紅茶など、深い味わいのアソートです。
少し前ですが、何度か伺っている余珀にて、年の瀬のひとときを楽しませて頂きました。お目当てはお茶カクテルです。
煎茶カクテル:山の息吹(星野 深蒸し)× ボンベイサファイヤ
ロック、ストレート、トニック、ソーダーから、ソーダー割りでオーダー。柑橘系の香りがする、すっきりとした爽快感のある飲みやすいカクテルです。この組み合わせは女性好みだと思います。
焙じ茶カクテル:焙じ茶(奈良 自然農法)×マイヤーズラム
ロック、ストレート、トニック、ソーダーから、ソーダー割りでオーダー。ダークラムだけあって、ビターでコクのあるカクテルです。男性的だと思います。
季節ごとに、メニューのお茶もフードも変わるので、リピートしたいお店です。
昨年12月、加賀棒茶を訪ねて金沢を旅しました。加賀棒茶は、石川県で作られている茎焙じ茶です。
見学させて頂いたのは、森本駅のそばにあるあずま園茶舗。
上の写真は棒茶の元、茎茶。産地は決めておらず、主に伊勢や静岡から仕入れているそうです。高価な宇治の碾茶茎茶(右から2番目)もありました。棒茶は香りが命で、品質は碾茶茎茶、一茶茎茶(一番茶の茎茶)、二茶茎茶(二番茶の茎茶)の順で良いそうです。
工場には焙煎機が2台あり、1台は排気乾燥火入機(ドラム式焙煎機)です。
上の口から茎茶を投入し、職人の勘で温度と時間を決め、下の口から炒った茎茶が出てきます。焙煎した茶を茶箱の中で、すぐかき混ぜて冷まします。茶が縮み引き締まるからだそうです。
もう一台は、自動砂炒焙機です。1時間でも2時間でもお茶を投入でき、茶が膨らみおいしい棒茶ができます。熱した砂の熱で、お茶を焙煎します。
投入口(一番左の写真)に茎茶を入れると、焙煎機の中(左から2番目)に運ばれ、砂と一緒に回ります。通過時間は2分です。出口(右の写真二枚)には異物を取り除くための磁石があります。お茶は出てきますが、砂は出てきません。
茶箱に集めた焙煎したお茶を床の上の台に広げ、棒でかき混ぜて冷まします。再び茶箱に戻し、折りたたみ式の台もしまいます。
砂炒焙機に入れる砂も見せて頂きました。使用前の白い砂と使用後の黒い砂です。
最後に、店主のしんちゃんに淹れて頂いた棒茶を試飲させて頂き、お話を伺いました。石川県は茎焙じ茶の発祥地で、加賀棒茶は昨年1月に地域団体商標に登録されました。しんちゃん、ありがとうございました。
「お茶のまち 金沢(兼六園)を訪ねて」に続きます。