鳳凰単[木叢]夜来香
パントリーの整理をしていたら、銀の茶袋が出てきました。袋に書かれている文字は、鳳凰単[木叢]夜来香。読み方は、ホウオウタンソウイエライシャンです。買ったことを忘れていました。
鳳凰単[木叢]は、中国の広東省や福建省などで生産されている烏龍茶です。複数の茶樹ではなく、一本の樹から採れた茶葉で作るため、単[木叢]と言います。鳳凰は、茶葉の形が伝説上の動物、鳳凰に似ているところから付いています。
また、鳳凰単[木叢]の後に続く表記で、そのお茶の香りがわかります。例えば、鳳凰単[木叢]蜜蘭香、鳳凰単[木叢]杏仁香、鳳凰単[木叢]通天香など、数多くの種類があります。
夜来香はカガイモ科のツル植物で、夏から秋にかけて開花時期を迎えます。オレンジ色の星のような形をした花は、夜から早朝の香りが大変良いと言われています。その香りに似ているので、お茶にこの名前がついたのでしょう。
これが鳳凰単[木叢]夜来香です。
茶葉は大きくよれていて黒いです。
さて、その香味はと言うと・・・。
真夏の夜の夢のよう、と言っておきましょう。