パナソニック汐留美術館にて開催中の「ウィーン・スタイル ビーダーマイヤーと世紀末 生活のデザイン 、ウィーン・劇場都市便り」。

ウィーン会議から1848年市民革命までをビーダーマイヤー時代と言い、世紀転換期のモダンスタイルとそのルーツをビーダーマイヤー様式と言います。デザイン的には、18世紀末から19世紀までのウィーンの生活文化と造形の展開の意味です。

19世紀末、建築家オットー・ヴァーグナーは、独自のモダンスタイルを築き、実用性と合理性を重視する実用様式を提唱しました。その後、ヴァーグナーの弟子のヨーゼフ・ホフマンと画家のコロマン・モーザーは、1903年、ウィーン工房を創設し、ウィーンスタイルを創り出します。幾何学的で建築的な造形を特徴とし、実用性と快適さを実現する、機能美が備わった革新的なものでした。

また、男性社会の中で、ジャーナリスト、デザイナー、ウィーン工房のオーナーといった、新進的なキャリアウーマンが出現し、世間に影響を与えます。やがてウィーンスタイルは、フリードル・ホルツァー(フィンランド)、上野リチ(日本)、ヨーゼフ・フランク(スウェーデン)らにより受け継がれ、世界へ広がっていきます。※会場内撮影不可の為、写真はありません。

一部展示替えがあり、11月13日から後期日程が始まっています。12月17日まで。
泉屋博古館東京で開催中の「巨匠ハインツ・ヴェルナーの描いた物語」。

18世紀に王立磁器製作所として創業したマイセンは、300年以上の歴史を誇る窯です。そのマイセンの絵付け師、巨匠ハインツ・ヴェルナーの、デビュー作から2001年までの作品を紹介しています。

ヴェルナーは、1928年コスヴィッヒ生まれ。1764年に設立されたマイセン養成学校に、15歳で入学します。1958年から装飾デザイナーとしてデビューし、1960年芸術の発展を目指すグループのメンバーに選ばれます。1993年に定年退職した後も、新しい作品を発表していきました。

デザインを手掛けた代表的なテーブルウェアは、アラビアンナイト(上の写真)、サマーナイト(下の写真)、狩り、ブルーオーキッドなど。

マイセン好きの方は必見です。11月3日まで。

12月4日まで、東京ドームシティ プリズムホールで開催していた、TABLEWEAR FESTIVAL 2024。輪島塗つたやの女将、大工佳子さまから今年もお招き頂きました。

上は「Christmas High Tea」のコーディネート。漆器は輪島塗つたやです。

こちらは「Welcome Glamorous New Year」のコーディネート。テーブルマットは輪島塗つたやです。

左はブースとは別の場所にある、輪島塗つたやのコーディネート「本朱・Modern」。右はペルシャ唐草。
とても大変な中、日本の伝統を守り続ける佳子さまに、心が打たれます。エールを送り続けたいと思います。