街を歩いていると、芳しい香りが鼻先をくすぐる今日この頃。その香りの持ち主は、あちこちのお宅の垣根に、小さなオレンジ色の花をたくさんつけた金木犀。
金木犀はモクセイ科の常緑樹で、原産地は山水画で有名な中国の桂林です。別名、桂花とも呼ばれています。
では、この金木犀の甘い匂いを着けたお茶があることを、ご存知でしょうか?
その名は桂花茶。お花茶です。ベースのお茶の種類も、紅茶、緑茶、烏龍茶とさまざまです。金木犀の花だけの扱いもあります。
今日のティータイムは、清々しい風が運んでくる花の香りと、中国の緑茶をベースにした桂花茶のコラボレーション。より一層秋が深まります。

