いつもお茶の時間!

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2009/01/05??

大福茶

あけましておめでとうございます。

新年第1回めは、大福茶についてです。だいふくちゃ、ではなく『おおふくちゃ』と読みます。見るからに福がたくさん来そうな名前です。年の瀬になるとお茶の専門店では必ず目にします。では、大福茶とは何でしょうか?

時は951年、京に疫病が流行り、村上天皇は六波羅蜜寺の空也上人に祈祷を命じました。空也上人は祈祷をしながら、町の人々に梅干しを添えたお茶を与えました。すると、だんだんと疫病は治まっていきました。これにあやかり、村上天皇はお正月にお茶を飲むようになりました。天皇がお茶を服することから、「王服茶」「皇服茶」と言われるようになり、庶民もそれに倣うようになりました。

また、別の説もあります。960年、村上天皇が六波羅蜜寺の祈祷茶を飲み、病が回復したことから、「王服茶」「皇服茶」と呼ばれるようになったという説。他にも、新年に初水でお湯を沸かし、梅干しや昆布を添えたお茶を飲み、厄よけなどを願うしきたりのことであるとか、二服以上の茶を点じて飲むことなどなど。

もともと薬として飲まれていたお茶。健康に良い飲み物なので、大福茶に限らず、年明けからたくさん召し上がって頂きたいです。

梅干し、昆布、大豆などが加えられた大福茶。あるお店のオリジナルです。

※大福茶はお茶の葉だけのものや金粉入りなども販売されています。

では、今年も宜しくお願い致します。

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