荒茶づくり
先月、埼玉県入間市農場研修センターで、二番茶(荒茶)を製造してきました。
<研修センターから見える茶畑>
二番茶は、6月頃摘まれた一番茶の後のお茶のことです。
そして、荒茶(あらちゃ)。聞いたことはありますか?荒茶とは、茎や粉などもまざった、約5%の水分を残して貯蔵しやすくしたお茶の葉のことです。お茶屋さんの店頭に並んでいるお茶は、この荒茶から茎や粉を取り除き、大きいものは切断して形を整え、最後に乾燥させて香味を引き出した、仕上げ茶です。
つまり緑茶は、荒茶と仕上げ茶の2段階の行程を経て、商品になります。
普通煎茶の荒茶製造方法は、摘んだ生葉を蒸して発酵を止め、揉みながら乾燥させ、形を針状に整え、さらに十分乾燥させると荒茶ができあがります。
<蒸し機に生葉を投入中> <蒸し機>
<粗揉機・熱風の中でお茶の葉を揉む> <揉捻機・もっと揉む>
上記の行程を経て出来上がった荒茶。狭山の品種茶ふくみどりです。
意外だったのは、お茶の葉を揉む機械「粗揉機」の洗浄方法。
上の写真は何に見えますか?
これは乾燥したヘチマです。水と一緒に機械に入れて動かすと、自然に泡立ち、中がきれいになるそうです。改めて、植物の力のすごさを知った1日でした。
こんばんは!
お茶ってこうやって作るんですね~
蒸して、揉んで揉んで揉んで、乾燥。
狭山、近いのにあまりよく知りません・・・
お茶が有名なのは知ってましたけど、意識して飲んでないかも。
乾燥へちまの威力はすごいですね!
自然ってすごいな~って私も改めて実感しました。
コメント by shika — 2009/07/25 @ 8:07 PM
shikaさんへ
お茶ってこうやって作るんですよ〜。
昔は茶摘みから全て手でやっていました。それを想像すると、昔の人ってすごいと思います。
shikaさんの素敵なお庭があるお住まい、どこなのかしら?と心をよぎりました。(笑)
コメント by Kazumi — 2009/07/25 @ 10:31 PM