いつもお茶の時間!

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2009/07/20??

荒茶づくり

先月、埼玉県入間市農場研修センターで、二番茶(荒茶)を製造してきました。

      <研修センターから見える茶畑>

二番茶は、6月頃摘まれた一番茶の後のお茶のことです。

そして、荒茶(あらちゃ)。聞いたことはありますか?荒茶とは、茎や粉などもまざった、約5%の水分を残して貯蔵しやすくしたお茶の葉のことです。お茶屋さんの店頭に並んでいるお茶は、この荒茶から茎や粉を取り除き、大きいものは切断して形を整え、最後に乾燥させて香味を引き出した、仕上げ茶です。

つまり緑茶は、荒茶と仕上げ茶の2段階の行程を経て、商品になります。

普通煎茶の荒茶製造方法は、摘んだ生葉を蒸して発酵を止め、揉みながら乾燥させ、形を針状に整え、さらに十分乾燥させると荒茶ができあがります。

 

    <蒸し機に生葉を投入中>              <蒸し機>

 <粗揉機・熱風の中でお茶の葉を揉む> <揉捻機・もっと揉む>

 <中揉機・熱風をあてながらまだ揉む>

 <精揉機・形を針状に整えながら揉む>

 <乾燥機>

上記の行程を経て出来上がった荒茶。狭山の品種茶ふくみどりです。

意外だったのは、お茶の葉を揉む機械「粗揉機」の洗浄方法。

 ←下の白い物体は泡

上の写真は何に見えますか?

これは乾燥したヘチマです。水と一緒に機械に入れて動かすと、自然に泡立ち、中がきれいになるそうです。改めて、植物の力のすごさを知った1日でした。

カテゴリー: ブログ — タグ: , 12:00 AM ??
  1. こんばんは!
    お茶ってこうやって作るんですね~
    蒸して、揉んで揉んで揉んで、乾燥。
    狭山、近いのにあまりよく知りません・・・
    お茶が有名なのは知ってましたけど、意識して飲んでないかも。

    乾燥へちまの威力はすごいですね!
    自然ってすごいな~って私も改めて実感しました。

    コメント by shika — 2009/07/25 @ 8:07 PM

  2. shikaさんへ

    お茶ってこうやって作るんですよ〜。
    昔は茶摘みから全て手でやっていました。それを想像すると、昔の人ってすごいと思います。

    shikaさんの素敵なお庭があるお住まい、どこなのかしら?と心をよぎりました。(笑)

    コメント by Kazumi — 2009/07/25 @ 10:31 PM