悠悠茶論Ⅸ 〜お茶の図書室〜
悠々茶論9回目はお茶の図書室です。
桑原秀樹著「お抹茶のすべて」。
宇治の抹茶問屋4代目であり、日本茶インストラクターでもある桑原秀樹さんの著書です。「抹茶の研究」で、宇治市紫式部市民文化賞を受賞された方です。抹茶を使ったお菓子の裏話や、抹茶を作っている昔の写真も掲載されています。
茶農家 村松二六「チャとともに」。
子供も読めるようカナが振ってあります。大きなカラー写真と村松さんの語り口による、国産紅茶づくりの本です。村松さんの存在があったからこそ、現在の日本産紅茶の発展があります。和紅茶ファンは必読です。
戸塚真弓著「パリからの紅茶の話」。
ポルトガルでは、茶をシャァと呼ぶ。それを知ったきっかけは、この本です。今まで目にしたお茶の本には、ポルトガルでは「Cha チャ」と発音すると書いてあります。常に新しい発見を求める方に、オススメの1冊です。
それでは、良いお年をお過ごし下さい。