石鎚(檜原)黒茶製造実験2018.その1
2018年は、3回行われる石鎚(檜原)黒茶製造実験の2回目と3回目に参加させて頂きました。
2回目は9月上旬に檜原村を訪れましたが、秋の気配が色々なところに見られました。
コスモス、ミョウガの葉。
赤しそ、ムラサキシキブ。
この日の作業は、好気発酵後の桶出しと揉捻と桶漬けです。
黒カビが発生した桶の茶葉と白カビが育った桶の茶葉。色の違いが一目瞭然です。香りも全く異なりました。
黒カビと白カビの茶葉を別々に手揉みし、再びそれぞれの桶に戻して重石を乗せ、ビニールシートを被せて嫌気発酵に移ります。3週間後に桶出しです。
作業後、好気発酵後の2種類の茶葉を試飲してみました。3gの茶葉を1Lの熱湯で3分煮出します。
左は黒カビのお茶。土のような香味で色も黒いです。右は白カビのお茶。やさしい酸味がありうすい黄色をしています。
今年は猛暑で、カビの育成には難しい環境でした。漬け込んだ桶の材質の違いが、明暗を分けたようです。白カビのお茶の出来上がりに望みを託します。