華めく洋食器 大倉陶園100年の歴史と文化
松濤美術館で開催されている、「華めく洋食器 大倉陶園100年の歴史と文化」。
「良きが上にも良きものを」を理念に、日本人による日本人のための洋食器を生み出してきた大倉陶園は、文明開化の時代に、「セーブルのブルー、オオクラのホワイト」と海外からも評価される磁器を作り出しました。
美術館地下1階には、歴史あるホテルが所有している食器が展示されています。また、食卓での話題を提供する動物の陶彫などもありました。戦争中は食器以外の製品製造もしていたようですが、当時貴重な銀を使って制作した、ティーポットやカップも見られました。時代の影響を受けた兵士の彫陶もありました。
岡染め、瑠璃、エンボス、手描き、漆蒔などのオリジナル技法を施したテーブルウェアは、宮内庁御用達です。美術館2階には、皇室ゆかりの食器が展示されています。
7月28日まで開催中です。