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2019/10/28??

国指定河越館跡史跡公園と資料館

東武東上線、霞ヶ関駅北口から徒歩15分の距離に、国指定河越館跡史跡公園と資料館(上戸小学校)があります。

史跡公園の茶樹

河越館とは、平安末期から南北朝時代に武蔵国で実権を持っていた武士、河越氏の館です。「河越茶 鈴木園」の記事にも書きましたが、河越重頼の娘、郷御前が、源義経の正室になっています。

河越館跡史跡公園 史跡公園の茶樹3 史跡公園

河越館跡史跡公園を囲むフェンスの内側に、茶の木が植えられていました。右の写真の公園の右側の建物は、資料館のある上戸小学校です。

史跡河越館跡整備について 外周を廻る道路看板

公園内には、当時の様子を示す案内板が設置されています。右の写真は、館の周囲を囲んでいた堀の跡です。幅4m、深さ2m、南北75m、東西100mの四角形に伸びています。

塚状遺構 史跡公園 塚状遺構

上は塚状遺構。霊廟あるいは納骨堂だったようです。盛り土の上に石を敷き、周囲は溝でした。

井戸跡 井戸跡看板

井戸跡。敷地内にあった井戸で、囲いが復元されています。

区画の堀 史跡公園の堀

平一揆で敗戦し河越氏が滅んだ後、戦国時代に山内上杉氏が陣営を構えた堀跡です。

区画した堀看板 河越館跡の発掘調査看板 河越館跡をイメージ 河越氏について看板

他にも発掘調査看板などが設けられています。

上戸小学校 資料館

公園に隣接する川越市立上戸小学校。現役の小学校の1室が資料館になっています。

天目茶碗 資料館 天目茶碗のかけら

史跡から発掘された中国製の天目茶碗(左の写真)と天目茶碗のかけら(右の写真)。

茶臼 資料館 茶壺 資料館

茶臼(左の写真)と茶壺(右の写真)。

茶入れ 資料館 瓦室風炉

茶入れ(左の写真)や瓦室風炉(右の写真)も展示されていました。

入間川が近くに流れている史跡公園周辺は、当時茶畑があり、抹茶(河越茶)を作っていたようです。河越は京都栂尾に次ぐ茶の産地でした。出土した品から、河越氏が茶を好み、喫茶文化を広めていた可能性を物語っています。

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