少量の煎茶の荒茶製造工程
埼玉県入間市にある茶業研究所にて。
少量の煎茶の荒茶製造ラインを見学させて頂きました。少量用なので、ひとつひとつの機械がコンパクトです。製造工程順に、摘採した茶葉を蒸す蒸し機。
この日は、有機栽培の茶葉と希釈したニーム液を使用して栽培した茶葉を2、4kgずつ、50秒蒸しました。
蒸した茶葉は粗揉機へ。3kgまで対応できます。通常の粗揉機は数十kgから数百kgまでの対応が可能です。いかにミニサイズか想像できますでしょうか。茶温34度です。
粗揉中の茶葉。
粗揉機の次は揉捻機へ。2つ並んだ揉捻機(右の写真)もあります。
その後、中揉機へ。ダブル中揉機(右の写真)もあります。
そして精揉機(左の写真)、乾燥機(右の写真)へと続きます。
少量用の製茶機械を製造しているのは寺田製作所だけです。価格も大型のものとほとんど変わらず、1台1000万円は下らないそうです。