ひのはら(石鎚)黒茶製造実験2020.Part.2
2週間後、好気発酵させた樽の蓋を開けます。
開封した3つの樽と樽に入りきらなかったビニール袋の茶葉。
同じ条件下なのにひとつだけ、黒カビが発生した樽(真ん中)がありました。
成功した好気発酵の茶葉のアップ。
樽や袋から成功した茶葉を出し、ビニールシートの上でくっついている葉を剥がし、両手で葉を掴み、シートの上に葉を押し付け、前後に約200回手を動かし揉捻します。
揉捻後の茶葉を再び樽の中に入れ、ぎゅうぎゅうに詰め、上に茗荷の葉を並べます。
空気を遮断するために檜原村では茗荷を使いますが、他では棕櫚やバナナの葉を使うこともあります。
茗荷の葉の上に、中蓋を乗せます。
黒カビが発生した茶葉も揉捻し、再びプラスチックケースに入れぎゅうぎゅうに詰め、同じように茗荷の葉を乗せ蓋をします。
嫌気発酵用の樽は、大きいもの1つと黒カビの小さいもの1つに姿を変えました。カビ付けせず常在菌で好気発酵させた茶葉は、揉捻した後ジップロックに入れ、樽の蓋の上に置き、重石を乗せました。陽の当たらない場所に、このまま3週間置きます。
Part.3に続きます。