香りの器 高砂コレクション展
パナソニック汐留ミュージアムで開催している、香りの器 高砂コレクション展。
香りは紀元前3千年頃、古代メソポタミア文明やエジプト文明時から人々の生活の中に溶け込み、展示されている土器やガラスの香油入れからも、大切な存在であったことがわかります。
後に、有名陶磁器窯であるマイセン(左の写真)、ウェッジウッド(右の写真)なども香水入れを手がけました。
香水入れと言えばやはりガラス。
代表的なルネ・ラリックの香水瓶。上の写真は「りんごの花」。下の写真は「夜に」。
香りをイメージした器の美しさは、美術品そのものです。
6世紀以降日本にも、仏教と共に沈香、麝香、白檀が伝わりました。奈良時代を皮切りに、貴族、武士、時代を経て庶民も香りを楽しむようになります。江戸時代の葵紋香割道具箱や香箱に、城内での聞香や組香の場面を想像しました。大河ドラマに登場した蘭奢待も観られます。
3月21日まで。