埼玉県茶業研究所
埼玉県入間市、狭山茶のお茶処に位置する、埼玉県茶業研究所。
茶畑に囲まれたその施設は、茶の品種育成、製茶および管理技術の開発などを行う、埼玉県の研究機関です。
下は敷地内にある案内版。ちょっと汚れていますね。
建物1階のロビーには、昔の製茶機械が展示されています。
上は、大正から昭和20年代に使われていた茶葉蒸機。酸化酵素の発酵を止めます。
こちらはは手動揉捻機。お茶の葉を揉み、水分を均一にします。大正8年から昭和40年まで使われていたそうです。
防霜ファン(写真左)と冷磨機(写真右)。茶畑けにそびえる防霜ファンは、季節外れの霜を防ぎます。明治期に考案された冷磨機は、茶葉を擦り、お茶の表面を滑らかにし、色沢を良くします。
上は篩。出来上がった荒茶を篩にかけ、大きさを揃えます。昔は竹製でした。
奨励品種の特性表も掲示されています。埼玉ならではの品種名、さい、さやま、むさしなどが目に付きます。