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2021/11/22??

キューガーデン 英国王室が愛した花々 〜シャーロット王妃とボタニカルアート〜

東京都庭園美術館で開催中の「キューガーデン 英国王室が愛した花々 〜シャーロット王妃とボタニカルアート〜」。

キューガーデン展6

英国王立植物園「キューガーデン」は、オーガスタ皇太子妃(1719年〜1772年)の庭園から姿を変え、現在では人気の観光スポット、及び植物と菌類の研究機関でもあり、ユネスコの世界遺産にもなっています。

キューガーデンの2代目園長であったジョセフ・ダルトン・フッカーの親友、チャールズ・ダーウィンや、同時代に活躍したプラントハンター、ロバート・フォーチュンも訪れた植物園です。

シャーロット王妃

時は遡り、オーガスタ妃の長男、ジョージ3世と結婚したシャーロット妃(1744年〜1818年、上の肖像画)は、植物学に理解を深め、キューガーデンを進展させます。写真が存在しなかった時代、多くの植物画家がボタニカルアートとして記録を残しました。

キューガーデン展1

館内はほぼ撮影禁止ですが、壁に飾られたボタニカルアートの幕は撮影可能です。

キューガーデン展2

こちらは撮影可能なテラス。

ウェッジウッド ジャスパーアウェア

シャーロット王妃は芸術にも造詣があり、ウェッジウッドにクイーンズウェアの呼称を与えました。上の写真はウェッジウッド、ポートランドの壷。

ダービー窯

チャールズ・ダーウィンが所有していた、ウェッジウッドのダーウィン・サービス。ボタニカルアートが描かれています。

ウースター窯

ジョージ3世から王室御用達に選ばれたウースター窯。シャーロット妃をイメージして作ったロイヤル・リリー(上のカップ)とクイーン・シャーロット・パターン(下のカップ)。

カーティスボタニカルマガジン

ダービー磁器のボタニカル・サービス。1787年にロンドンで出版され、今もキューガーデンで発行されているカーティス・ボタニカル・マガジン、第4巻の絵が描かれています。

キューガーデン展3

18世紀のイギリスの応接間、ドローイングルームの撮影コーナーもありました。

キューガーデン展4 キューガーデン展5

水彩のボタニカルアートを描くことは、当時の女性の嗜みでもありました。ドローイングルームは、絵を描く場所も兼ねていました。

11月28日まで開催中です。

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