いつもお茶の時間!

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2022/01/10??

悠悠茶論ⅩⅣ 〜お茶の図書室〜

14回目の悠悠茶論は、紅茶にゆかりのある人物が登場する3冊の本をご紹介します。

イギリス王室物語

君塚直隆著「肖像画で読み解く イギリス王室の物語」。

紅茶を文化にしたイギリス。そのイギリス王室の歴史を、カラーの肖像画を通して紐解いています。紅茶と関わりの深い国王や女王を始め、文学などでも名高い王様達の生涯を、別の角度から知ることができる書籍です。

大久保利通

佐々木克監修「大久保利通」。

大久保利通をよく知る、公に近い存在の人たちへのインタビュー集。清廉な初代内務卿(首相)のプロフィールが、短編で綴られています。日本産紅茶製造にも貢献した、偉人の知られざる人間性が伝わってきます。因みに、京都の玉露を熱めのお湯で飲むことが好きだったそうです。

紅茶スパイ

サラ・ローズ著、築地誠子訳「紅茶スパイ 英国人プラントハンター中国をゆく」。

中国人に変装したロバート・フォーチュンが、外国人は入ることが許されなかった茶産地に、足を踏み入れる冒険記。緑茶も紅茶も同じ木から作られること、中国では茶に着色していたことなども暴きます。19世紀前半まで、中国が死守してきた茶の種子や製造方法を、英国にもたらした人です。

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