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2022/02/07??

柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年

東京国立近代美術館で開催中の、柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年。

民藝 看板

柳宗悦(やなぎむねよし)は、民藝運動を提唱した宗教哲学者であり、工業デザイナー柳宗理の父です。

柳宗悦

民藝とは、柳宗悦らが作った民衆的工藝を略した美の概念。民衆のハンディクラフト生活用品の中に美しさを見出し、生活を豊かなものにしようとする運動です。下の写真のタイトルは、戦時下の民間人の生活。柳宗悦と兼子夫妻、息子達が写っています。テーブルの上には急須とティーカップ。

戦時下の民間人の生活 戦時下の民間人の生活アップ

柳宗悦は、アーツ・アンド・クラフツ運動のウィリアム・モリスに影響を受けた、まさに日本のウィリアム・モリス。モリスを紹介する1912年の記事もありました。

ウィリアム・モリス記事

記念展では日本各地は元より、海外も旅した柳宗悦の多岐にわたるコレクションが並びます。左から羽広鉄瓶、山水土瓶、イギリス製アンティークのボウバック・アームチェア。

羽広鉄瓶 山水土瓶 ボウバック・アームチェア イギリスアンティーク

下の写真は再現された柳宗悦の書斎。

民藝 書斎

獅子飾付きアメリカンアンティークチェアが、真ん中を陣取ります。

2月13日まで。

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2022/01/31??

TABLEWARE FESTIVAL2022

輪島塗蔦屋の女将、大工佳子様から招待状を頂いて、今年は会場が東京ドームシティになったTABLEWARE FESTIVAL2022に行かせて頂きました。規模が縮小された開催でしたが、著名人のテーブルセッティングもありました。

優子の不思議なお部屋

小倉優子「優子の不思議なお部屋」。

虚しく去るものたち

石坂浩二「虚しく去るものたち」。

マスク(仮面)と対話する空間2マスク(仮面)と対話する空間

東儀秀樹「マスク(仮面)と対話する空間」。

春の香り 春の香り2

黒柳徹子&田川啓二「春の香り」。

2月6日まで開催。オンラインイベントは2月28日まで閲覧可能です。

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2021/12/13??

ブダペスト国立工芸美術館名品展 ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ

パナソニック汐留美術館で開催中のブダペスト国立工芸美術館名品展 ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ。

ブダペスト展

ハンガリー国立博物館から引き継いだ、古美術品からなる歴史コレクションと、万国博覧会(1873年ウィーン、及び1878年、1889年パリ)での購入品や、ヘレンド製陶所、ジョルナイ陶磁器製造所からの寄贈品が基になっています。

日本の工芸品も収集してきた、ブダペスト国立工芸美術館。19世紀後半から、日本の工芸品がヨーロッパにも入り込み、ジャポニスムが流行ります。ジャポニスムはアール・ヌーヴォーにも影響を与えました。

印象深かった展示品は(写真はないですが)、19世紀末のヘレンド製陶所の花器。ヘレンドは華麗なテーブルウェアのイメージですが、当時は流し釉の素朴な器を作っていました。

ロイヤルコペンハーゲンも、19世紀末は磁胎の流し釉の器を作っています。

ジュエリーで人気のティファニーは、1900年代初頭、中東を起源とするラスター彩の装飾品を完成させています。

他には、19世紀に女性の間で流行した日傘の陶製の柄と、男性のファッションに欠かせない、ステッキの陶製の握り(どちらもジョルナイ陶磁器製造所)。手に触れる所を陶器製にすることは、いかに陶器が人気であったのかを物語っています。

19世紀はまた、ヨーロッパで赤い釉薬の研究が盛んになり、牛の血の色に例えて、イギリスではオックス・ブラッド、フランスではサン・ド・ブフと呼ばれました。1905年頃に作られた、ロイヤルドルトンのヨークシャー豚とスコッチテリアの像は、黒みを帯びた赤色でした。

竹文ティーセット

アール・ヌーヴォーには、ジャポニスムが見られる、花のモチーフを基にした植物様式、フロレアル・スティル(花の様式)と、ドイツ語圏で支持された、幾何学的アール・ヌーヴォー、ユーゲントシュティールがあります。上の写真はフロレアル・スティル、ジョルナイ陶磁器製造所の竹文ティーセット。

12月19日まで開催中。

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