いつもお茶の時間!

いつもお茶の時間!

2018/07/23更新

種子島・松寿園を訪ねて 2

種子島は、日本の茶の相場を決める重要な茶産地です。種子島でも茶畑を視察させて頂きました。

種子島茶生産組合 農事組合法人種子島茶生産組合

種子島の茶生産家は5〜6軒いて、東海岸も西海岸も茶の生産をしています。上は種子島茶生産組合の建物。島内の工場数は、個人7、法人2、農協1、合計10カ所あります。

みねゆたかの表示 みねゆたかの茶畑

柱に品種と面積の表示があるのは、種子島の茶畑の特徴。「みねゆたか」は種子島だけの品種です。霧の向こうは、晴れた日に太平洋が見えるそうです。標高は213mです。

蜘蛛の巣

蜘蛛の巣が多いのは農薬が少ない証拠。案内をして下さった生産家、松寿園の松下栄市さんの畑は、2番茶まで農薬をかけないそうです。

松寿の茶畑

こちらも種子島だけの品種「松寿」の茶畑。松寿は松下さんが育種した品種です。早生種なので、ここは遅めの畑です。

さえみどりの茶畑 さえみどり 種子島

こちらはさえみどりの茶畑。霧の先には、晴れた日に東シナ海が見えるそうです。

しきぐさ 種子島の茶畑 畑のそばに生える周囲の草

上の写真は畝にある敷き草。雑草防止と雨で土が流れないようにする為、刈った草を敷きます。右の写真のような周囲に生えている草を使います。

番屋峰公民館 茶の実のオブジェ 茶業記念の碑

番屋峰公民館(左写真)前にある茶の実のオブジェ(真ん中の写真)と茶業記念碑(右の写真)。番屋峰は島の高台にあり、茶業の先進地です。明治42年、静岡から移住してきた松下助七氏、栗田茂三郎氏、松下清作氏が開拓し、製茶業を始めたことが種子島のお茶の始まりです。その功績を讃えています。因に早生種である「くりたわせ」は、栗田氏の2代目、栗田誠一氏が育種した品種です。

種子島郷土料理と松寿の玉露出し

最後に、松下さんの奥様が作って下さった、種子島の郷土菓子も頂きました。つのまき、かるかん、緑茶入りと生姜入りの黒糖、砂糖漬けのドライの生姜。お茶は松寿の玉露出し(種子島の超軟水での水出し)。心のこもったおもてなしに、気候も人柄も暖かい種子島らしさを感じました。松下さん、奥様、ありがとうございました。

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2018/07/09更新

鹿児島・西垂水茶園を訪ねて 2

鹿児島に来たら、茶関係者には外せない茶市場(ちゃぴおん)。

鹿児島茶流通センター 建物 かごしま茶流通センター

今回ちゃぴおんは、時間の関係で外から見学させて頂きました。

ちゃぴおん 茶市場入札時間 出荷 ちゃぴおん

左は入札時間が掲示されている壁です。右は取引された茶が運ばれて行く様子です。

JAかごしま茶業建物 JAかごしま茶業

その後、JAかごしま茶業の製茶工場へ移動しました。

オートメーション化された製茶工場jpg 統括制御版 製茶工場

鹿児島はちゃぴおんも製茶工場もオートメーション化されています。上の写真は、コンピューターによる管理室。

目視によるチェック 製茶工場 仕上げ茶出荷

オートメーションで仕上がった茶の最終チェックは、マンパワーによる目視(左の写真)です。品質管理の徹底がなされています。右は、出荷を待つお茶です。

西垂水茶業有限会社

次に訪れた西垂水は、お茶だけで生計を立てている集落です。西垂水茶業有限会社は、東京ドーム15ヶ分の広さの共同茶園を管理しています。70戸の茶農家があり、栽培は個人で行いますが、製造は団体で行います。また消毒は個人で行いますが、施肥は団体で行うそうです。

新芽の出開き度が掲示されている壁 2 壁に掲示されている芽の出開き度

上の写真は、各年の新芽の実物とコピーが入れてある額。品種ごと、日にちごとに新芽が並べてあります。

出開き度の額の中身 品種別の茶樹 西垂水

左は額に入っている新芽の実物(下)と摘採時のコピー(上)。右は品種別の茶樹の摘採時のコピー(左)と実物(右)。時間が経つと芽が変色し縮むので、コピーするそうです。

個人の畑の形、面積、摘み取った高さなどもミリ単位で記録してあり、畑の面積や生葉や肥料の量などで割り、平等になるよう振り分けて利益を支払うシステムだそうです。個の力を尊重しつつ団体としても協力し合うスタイルに、共感を覚えました。

べにふうき 薩摩英国館

紅茶好きは要チェックの紅茶専門店、薩摩英国館にも寄らせて頂きました。上の写真は、枕崎試験場からもらってきたべにふうきです。お店の前に植えられています。

薩摩英国館2018

赤いロンドンバスと緑の茶樹。コントラストがお洒落です。

夢ふうき1st

看板商品はイギリスThe Great Taste Awards 金賞受賞の、和紅茶夢ふうきです。オンラインショップでも購入できます。

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2018/07/02更新

鹿児島・西垂水茶園を訪ねて 1

6月上旬、鹿児島、種子島、屋久島の茶畑と茶生産現場を訪ねました。

鹿児島県農業開発総合センター建物 鹿児島県農業開発総合センター

鹿児島県の施設、農業開発総合センター。

県の茶畑2 県の茶畑

総合センターの前に広がる茶畑で、開発された無人摘採機を見せて頂きました。

無人乗用型摘採機2

鹿児島は10年以内に、すべて無人摘採機に変わるそうです。進化しています。

枕崎 茶業研究拠点建物 枕崎 茶業研究拠点

国立研究開発法人 農業・食品作業総合研究機構 果樹茶業研究部門 茶業研究拠点(枕崎試験場)も見学させて頂きました。建物の後ろのパームツリーが南国らしいです。

茶心 枕崎

入口にある「茶心」の石碑。

はるみどり さえあかり 枕崎 べにひかり 枕崎

石碑の側に、品種の異なる茶樹が植えられています。左の写真は「はるみどり」と「さえあかり」。右の写真は「べにひかり」。

さえみどり しゅんたろう 枕崎 べにふうき サンルージュ 枕崎

他にも「さえみどり」と「しゅんたろう」(左の写真)。さえみどりは枕崎試験場で育種され、鹿児島で普及している品種です。「べにふうき」と「サンルージュ」(右の写真)もありました。

防風林アップ 防風林 枕崎

枕崎の試験場を守る防風林、イヌマキ。かわいい葉をしています。

インド系統 枕崎

上の写真は、実生(種)から撒いたインド系統、樹齢80年。

個体畑

こちらも育種中の畑。新しい品種を生み出すのにかかる時間は10年。個体畑の中で、1つか2つしか新しい品種は育種できないそうです。

サンルージュの畑 枕崎

サンルージュの赤い茶畑もありました。サンルージュは、レモンを垂らすと水色が赤からピンクに変わる品種です。

サンルージュアップ 枕崎

きれいな葉です。2に続きます。

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