11月10日(土)、11日(日)、代々木公園で開催された第11回東京都食育フェア。
2日間で、約4万人の来場者があるイベントです。
各テントブースが並ぶ他、ステージイベントも行われます。
今年も、食空間コーディネート協会、卓育活動普及推進委員会のテントで、11日のみスタッフとしてお手伝いさせて頂きました。
今年のテーマは「はらぺこあおむし」と「となりのトトロ」。上の写真はバゲットやトマトで作った食べられる「はらぺこあおむし」です。
絵本に登場する太陽に、蝶のストローが刺してあるスイーツグラスもあります。
トトロのコーナーは人形やどんぐり、絵本も置いてあります。
ステージイベントでは、はらぺこあおむしととなりのトトロをテーマにしたテーブルコーディネートを展示した他、野菜クイズ、箸を使った体験型ゲームも行いました。
写真を撮り忘れましたが、ワークショップはオリジナルのテーブルマット作りと、マットに合わせた食器のセッティングでした。参加してくれた子供達には、名前を記入してもらった魚を、紙のツリーに貼ってもらいました。集中して作っている様子や、出来上がったマットに嬉しそうにする表情に、また来年もお手伝いしたいと思う1日でした。
春に続き茶の花が咲く秋にも新宿御苑を訪れ、茶樹のルーツを探りました。
この日は菊花壇展を開催中で、エントランスには素晴らしい菊が飾られていました。
春に廻った道を、再び歩きます。
左は茶花がたくさん付いている茶樹。右は伝習所跡地のサクラ園。
左は多田元吉が植えたと思われる茶樹の幹。右はその茶樹に咲く茶花。写真では分かりずらいですが、雌しべが出ていません。
苑内には色々なところに茶樹が植えられています。
付いている茶花を覗いて、雌しべの付き方を見ます。
こちらは両方とも雌しべが突出しています。雌しべが突出しているのは、インド系アッサム種です。
散策した後、丸子紅茶の生産家、村松二六さんが持って来て下さったべにほまれの紅茶を飲ませて頂きました。多田元吉所縁の地で、多田元吉所縁の紅茶を頂きました。山口聡先生、二六さん、時枝さん、今回もありがとうございました。
10月の終わりに、丸子紅茶の生産家、村松二六さんを訪ね、烏龍茶製造実習をさせて頂きました。
「べにふじ」を摘んで下さっていたので、日干萎凋からスタートしました。
カレンの上の茶葉を影にしないよう気をつけながら、古い葉や茶花などを取り除きます。1時間ほどしたら、茶葉全体を動かします。
それから45分後、室内萎凋に移行します。
そして揺青(ようせい・お茶の葉を撹拌する)と静置(せいち・お茶の葉を寝かせる)を5回繰り返します。回を重ねるごとに攪拌させる回数は増えます。この時の室温は27度、湿度50%。
揺青と静置が終わると、200〜210度で茶葉を殺青(さっせい・加熱して発酵を止める)します。
左から茶葉を機械に投入、真ん中殺青中、右は殺青後の茶葉をヌンカンに出しています。
ヌンカンの上の茶葉を包揉(白い布で包む)し、15分置きます。その後、白い布から茶葉を出し揉捻します。
揉捻機で6〜7分揉捻した後、手作業で玉解きし、
水乾機に30分入れた後、烏龍茶用の乾燥機に移します。
73度で6時間乾燥させ、右は乾燥機から取り出した烏龍茶。
できたてのべにふじ烏龍茶のアップ。早速飲ませて頂きました。自分で作った烏龍茶なので、より美味しく感じました。二六さん、時枝さん、ありがとうございました。