13回目の悠悠茶論は、イギリスに関係する本をご紹介します。
Cha Tea紅茶教室著「図説 英国ティーカップの歴史〜紅茶でよみとくイギリス史〜」。
2019年に増補新装版が出版されています。ティーカップ、写真、絵画を通して、わかりやすくイギリスの紅茶文化を解説し、網羅している1冊です。紅茶にまつわるエピソードも豊富で、イギリスを旅したくなります。紅茶を学びたい人に、是非読んで頂きたいです。
羽根則子著「イギリス菓子図鑑〜お菓子の由来と作り方〜」。
こちらも2019年に増補改訂版が出版されています。素朴なフィーリングのイギリス菓子104種のレシピとストーリーを、カラー写真付きで紹介しています。改訂版は31増え、135種です。他国発祥と思っていた菓子や、ビールやサイダーを材料にした菓子もあり、蒙が啓かれる実用書です。
ジュディス・カー作、晴海耕平訳「おちゃのじかんにきたとら」。
イギリスで人気のある絵本です。イギリス人はお茶の時間を大切にします。タイトル通り、母と娘のお茶の時間に突然虎が現れます。どのような状況であれ、心を平穏に保つことが無敵と読み取れます。作者の生い立ちを知ると、風刺的なニュアンスも含まれている奥深さを感じます。
フラワーアーティスト、ニコライ・バーグマン氏のカフェ、nicolai bergmann NOMU。
表参道店の入口は、クリスマスイルミネーションが輝いています。
お花屋さんが併設されている店内は、冬をイメージしたデコレーション。天井から下げられた金色の球体は、まるでゴールドに煌めく雪のようです。
ホットティーは、デンマーク出身のバーグマン氏ならではの、ロイヤルコペンハーゲンのカップでサーブされます。この日は緑茶と白茶のブレンドをベースにしたフレーバードティー、マンデリンをオーダー。甘い香りの美味しいお茶でした。白茶はブレンドすると飲みやすいと思います。
ケーキはキャロットケーキ。外見もかわいいですが、しっとりした食感でスパイスが効いていて、こちらも美味しいです。
たくさん並んでいるクリスマスイメージのアレンジメント。
左側はフレッシュフラワーキューブアレンジメント。右側はフレッシュフラワーボックス。
ため息が出るような空間で、季節が変わったら、また訪れたいです。
12月6日に、On Line Private講座「煎茶のおいしい淹れ方」を開催させて頂きました。
深蒸し煎茶4種類をご紹介し、ご自分の茶器で淹れてもらい、味わって頂きました。
お茶に詳しい方が参加して下さったので、良い刺激になりました。ありがとうございました。
今後もOn Line講座を開催する予定です。どうぞよろしくお願い致します。