パナソニック汐留ミュージアムで開催している、香りの器 高砂コレクション展。
香りは紀元前3千年頃、古代メソポタミア文明やエジプト文明時から人々の生活の中に溶け込み、展示されている土器やガラスの香油入れからも、大切な存在であったことがわかります。
後に、有名陶磁器窯であるマイセン(左の写真)、ウェッジウッド(右の写真)なども香水入れを手がけました。
香水入れと言えばやはりガラス。
代表的なルネ・ラリックの香水瓶。上の写真は「りんごの花」。下の写真は「夜に」。
香りをイメージした器の美しさは、美術品そのものです。
6世紀以降日本にも、仏教と共に沈香、麝香、白檀が伝わりました。奈良時代を皮切りに、貴族、武士、時代を経て庶民も香りを楽しむようになります。江戸時代の葵紋香割道具箱や香箱に、城内での聞香や組香の場面を想像しました。大河ドラマに登場した蘭奢待も観られます。
3月21日まで。
東京都東大和市にある木下園。
生産家木下修一さんが、東京産緑茶と東京産紅茶を自作、自製、自販されています。
住宅地に隣接した茶畑は、まさに東京らしい風景。畑にはベルガモットの苗(右の写真)も植えられていて、防寒対策で白布を被せています。
ご好意で、茶箱が積まれた工場内も見学させて頂きました。木下さん自ら手を加え、思考と工夫を凝らした数々のオリジナルの紅茶製造機器も見せて頂き、驚きと感嘆の気持ちで一杯になりました。紅茶作りに対する、木下さんの並々ならぬ情熱が伝わってきます。
そして東京紅茶を4種類も試飲させて頂きました。
木下さん、お忙しい中お時間を頂き、ありがとうございました。
3月28日、30日のオンライン講座で、木下園の紅茶をご紹介します。
世界中のショコラティエのチョコレートが集まるチョコレートの祭典、SALON DU CHOCOLAT。オンラインで購入したチョコレート2つ目は、W・Bolero(ドゥブルベ・ボレロ)のボンボンショコラ テ・ユイット。
W・Bolero(ドゥブルベ・ボレロ)は日本のショコラトリー。ショコラティエは渡辺雄二氏です。
箱の中にはお茶のショコラが8種類入っています。
左はハイビスカスティーを使ったイビスクス・ミルティーユ。右は白豪銀針。
左は金駿眉フィグ。右はアールグレーメロン。
左はジャスミンティーを使用したジャスマン・ドランジュ。右はキーマン・ローズ。
左はほうじ茶ラベンダー。右は四季春ココ。
香り、食感、酸味、甘味など、日本のお茶だけにとどまらない、バリエーション豊かなお茶のショコラが面白いです。