6月上旬に、沖縄県農業研究センター 名護支所を視察させて頂きました。
最初に見せて頂いたのは、立って乗るタイプの1人用乗用型摘菜機。沖縄ではこのサイズで十分だそうです。
そして、紅茶向きの品種、べにふうき、べにふじ、べにひかり、べにほまれ、べにシリーズの畑(写真左)とゆたかみどりの畑(写真右)。
写真を撮りすぎて品種がわからなくなった、茶樹のアップ。
育種中の品種「マニプリ」と「あかね」。
視察後は、研究センターで育種しているお茶(写真左)と沖縄産紅茶(写真右)の試飲もさせて頂きました。
霜が降りない沖縄は4回茶摘みをし、生産量の90%が煎茶、3〜5%が紅茶です。また、南の島ならではの特徴として、冬に茶葉が休眠しないので、芽揃いが良くないデメリットがあるそうす。
大倉集古館で開催している、愛のヴィクトリアン・ジュエリー展。
1837年から1901年まで、ヴィクトリア女王がイギリスを統治していた時代、ジュエリーも進化して行きました。上の写真は、女王が8人の女官にプレゼントした、ミニアチュールペンダントトップ。ジョージ4世から譲り受けたダイヤモンドのティアラ、イヤリング、ペンダントを身につけたヴィクトリア女王を、ダイヤモンドで囲っています。
興味深く拝見した、ジョージ4世の皇太子時代のデスクシール(印章)。ゴールドとシトリンで作られています。左下は英国王の、真ん中下はコーンウォール公の、右下はプリンス・オブ・ウェールズの紋章が刻まれた、3面のデスクシールです。
こちらはヴィクトリア女王のシール。ゴールド、アゲート、カーネリアンで作られています。黒人女性の胸像が施され、当時の首相ベンジャミン・ディズレイリ、インド担当大臣ソールズベリ、外相ダービーのカメオで取り囲んでいます。カーネリアンのインタリオには、ヴィクトリア女王の紋章があります。
ティーテーブルセッティングも展示されていました。19世紀半ばの貴族社会では、ヴィクトリアンティーと言われるオフィシャルな茶会へ発展し、磨かれた銀器やイギリス製陶磁器をテーブルに乗せたティータイムが、どれほど開かれたことでしょう。ヴィクトリアンティーとは、1、ティーは正しくいれること。2、お茶請けは豪華であること。3、優雅でセンスの良いテーブルセッティングをすること。
6月25日まで。
伊万里、鍋島焼、大秀窯。鍋島焼は江戸時代から続く工芸品で、その中でも大秀窯にとても惹かれます。テーブルウェアフェスティバルで出会った器です。
水色の透かし彫りのメダカと青い水玉模様が可愛く、一目惚れした、透かしメダカ煎茶碗。愛らしいトーキンググッズにもなります。
大秀窯は、青磁の美しさも知られています。
青磁豆箸置き(左)と青磁雪輪豆皿箸置き(右)。小さくても上品な雰囲気を作ることができます。
白磁と青磁、贅沢にどちらの魅力も味わえる、青磁たまり輪花中鉢。洗練されています。
コーディネートしやすい、白磁花型小鉢。シンプルな輪郭が気に入っています。
コレクションはこれからも増えそうです。