いつもお茶の時間!

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2017/07/24更新

秋田・檜山茶を訪ねて Part.2

1833年、多賀谷家家老、石川官太夫が宇治から茶の実を持ち帰り、凶作対策として生まれた檜山茶。10haあった茶畑は戦争などの影響もあり、現在の面積は、その30分の1の広さで40a。しかも檜山茶生産家は、兼業で僅か2軒のみしかありません(近い将来3軒になる予定)。そのうちの1軒である、大高園の茶小屋を見学させて頂きました。

大高園 霧山天神宮

大高園は多宝院の近くで、霧山天神宮の隣にあります。

茶小屋 道の先に茶畑

入口の階段を上ると出現する、築100年の茶小屋。大高園の茶は檜山流の作り方で、ここで製造されます。この場所でしか作れないそうです。右の写真は、茶小屋の横に伸びる小道。天気が不安定で足元が悪く、行くことはできませんでしたが、道の先には、大高園の10aの茶畑があります。

窯 笹入り窯

檜山流の茶の製造方法は、①茶摘み後、茶葉を焙炉の上で1日ねかせ、②笹の入った釜(上の写真)の上で、蒸します。

炭式ほいろ

③蒸した後、炭式の焙炉(上の写真)の上で、

白炭 炭

母体の白炭(左の写真)と楢の木の炭(右の写真)に火を行き渡らせてから葉打ちをし、

かます

④かます(上の写真)の上で粗揉みをし、繊維質を壊します。

⑤粗揉み後の茶葉を、再び焙炉の上に移して玉解きし、⑥手揉みをし、

藁 大高園のほいろ

⑦藁(上の写真)と炭を用いたとろ火の焙炉の上で、茶葉を一晩置きます。

ほいろの上の茶葉

焙炉の上の茶葉。ひとつまみ口に入れたら、パリパリして燻製香がしました。燻す理由は不明だそうです。

茶箱

⑧その後、茶箱(写真後方)の中に1週間置きます。昔は瓶に入れたそうです。

とおし

⑨1週間後、出した茶葉を焙炉で乾燥させ、とおし(上の写真)や蓑などを使用してサイズを揃えます。

計量用のざる 大高さんと秤

⑩茶葉は天秤で計量します。左の写真は、茶葉を入れる計量用のザル。右の写真は、天秤棒を持つ園主の大高翔さん。私たちを袴で迎えて下さった大高さんは、お隣の神宮の神主でもあります。

檜山茶瓶入り 檜山茶瓶入り裏

見学後、Part3で紹介する檜山崇徳館に場所を移し、大高さんが淹れて下さった檜山茶を頂きました。

お茶を淹れる大高さん 檜山茶 一煎め 檜山茶一煎めの茶殻

大高園の檜山茶の感想は、ミルキーな香りがして、青々とした玉露の香味に似ているが重くなく、燻製香が隠し味でした。

私たちが訪問する直前、テレビ局の取材が入り放送された為、お茶はすべて売り切れで購入できませんでした。残念。

Part3に続きます。

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