日本最古の茶園
ひき続き、お茶のルーツを探す旅です。
鳥獣人物戯画で有名な、栂尾にある高山寺。
下の写真は国宝・石水院です。後鳥羽上皇から明恵上人に贈られ、高山寺に移築したものです。
石水院ではお抹茶が飲めます。
13世紀初め、明恵上人は宗から帰国した栄西に、茶の種を譲り受けました。そして、この地に茶の種を撒きました。宇治茶発祥の地です。
すがすがしい澄んだ空気が印象的でした。この茶園では今でも茶摘みをしていて、一番茶は奈良の春日大社に贈られるそうです。
明恵上人といえば、前回ご紹介した萬福寺にも縁があります。下の写真は萬福寺総門近くにある、駒蹄影園碑。
茶の種の撒き方を知らない農民たちに、明恵上人は馬で畑に乗り入れ、蹄の跡に茶の種を撒くよう助言したと言われています。
お茶のルーツを探す旅は、これからも続きます。