頂いた、もしくは自分用に購入した面白いお土産のお茶をアップします。
上林金沢茶舗の加賀棒茶ティーバッグ。

茶袋を開けると、香ばしい香りが広がります。

1つのティーバッグに200mlの熱湯を注ぎます。ちょうど湯のみ2杯分の量です。ティーバッグだからと侮れない、甘味のあるほうじ茶です。

ベトナムのハス茶。緑茶ベースのティーバッグです。

ハスの花が描かれたパッケージで、封を切るとほんのり花の香りを感じます。

蓋碗で淹れ、ガラスの飲杯に注ぎました。ガラスとハス茶は相性が良いです。

沖縄のぶくぶく茶。硬水(エビアン)を用意すれば、自宅で簡単にぶくぶく茶を体験できるセットです。煎茶とさんぴん茶のティーバッグ、炒り米、落花生が入っています。

ぶくぶく茶の作り方。レシピを見ながら、

炒り米を煮出して漉し、米湯の粗熱が取れたらボウルに入れます。

ティーバッグの煎茶とティーバッグのさんぴん茶で茶湯を作り、冷めたら米湯に注ぎ足します。量は米湯1に対し、茶湯2です。

箸を茶筅に見立て、前後に真っ直ぐ動かすと、泡が立ってきます。お茶碗に茶湯と米湯を少量ずつ入れておきます。

泡が10分立てになったら、茶碗に泡を盛付け、細かくした落花生をトッピングします。

ちんすこうを添えて。沖縄での体験が再現できました。
茶旅3日目は、沖縄伝統ブクブクー茶保存会の皆様のお話を伺いました。
明治期から戦前まで、那覇四町だけで飲まれていたブクブクー茶。お祝い事の時飲まれていた、振り茶です。写真にあるように立膝にして、その膝の上に茶せんを持った腕を乗せ、楽な姿勢で泡立てます。

また、那覇東町の市場でもブクブクー茶を売り歩く売り子がいて、そのブクブクー茶が好物だったという最後の琉球王朝の四男、尚順(しょうじゅん)男爵のエピソードもあるそうです。

旅に出る事が大変だった時代、出発の日に験担ぎでブクブク茶を立て、無事に帰ることを願いました。

ブクブクー茶の材料は、煎り米、高度の高い水(エビアン使用)、サンピン茶(緑茶ベースのジャスミン茶)、赤飯、炒りピーナッツ。道具は、鍋、ザル、ブクブクー皿、茶セン、茶碗。

作り方は、①白米(無洗米)を煎り、②沸騰させた硬水に①の煎り米を入れ(写真左)、弱火で煮て濾して冷まし(写真真ん中)、煎り米湯を作ります(写真右)。

③煎り米湯1:サンピン茶2の割合でブクブクー皿に入れ(写真左)、④茶せんを皿の端につけるように直線的に動かし、10分立てに泡立てます(写真右)。

⑤茶碗に少量の赤飯を入れ(写真左)、サンピン茶を注ぎ(写真真ん中)、⑥しっかり泡立てた泡を茶せんで上に盛付けます。(写真右)。

⑦泡の上に炒りピーナッツをかけて出来上がり。泡に直接口をつけ、啜るように飲みます。茶碗の底の赤飯は、サンピン茶を注ぎ足して、お茶と一緒に飲み込みます。箸は使いません。
この日のお茶請けは、月桃の葉皿に、上から花ボウル、4種のちんすこう、ちーるんこう。手作りの焼き菓子です。沖縄らしくて可愛いです。

ご指導下さった、沖縄伝統ブクブクー茶保存会の皆様、ありがとうございました。
今年の春リニューアルされた、ふじのくに茶の都ミュージアム。吹き寄せ壁に囲まれています。

周辺には牧ノ原の茶畑が広がります。

ミュージアムからは大井川も見えます。

ミュージアムの庭園は、小堀遠州が作った仙洞御所の庭園を復元したもの。

2階は撮影可能で、世界のお茶について展示されています。3階は茶の歴史や子供も楽しめるコーナーがありました。お茶の勉強をしている人には、楽しみながら学べる施設です。

1階のカフェでは、ここでしか食べられないななやさんのパフェがオーダーできます。迷わず、世界一濃いと言われる抹茶ジェラードNo.7を選びました。

茶箱をイメージする最中の皮が良い感じで、美味しかったです。