1679年に宋運(そううん)が開山し、1691年に南宗元頓(なんしゅうげんとん)が今の場所に開基した、青森県黒石市の黄檗禅宗、方眼寺(ほうげんじ)。

津軽三十三観音第二十六番札所です。


この日は夜市を開催していたので、夜間に再び訪問しました。

本堂では、津軽三味線のライブと踊りのステージが繰り広げられていました。

江戸時代から自家消費の為、各家庭で栽培され飲まれていた黒石茶。原木は京都の萬福寺から贈られ、方眼寺の境内に植えられました。(法眼寺の大本山は、京都の黄檗宗萬福寺です。)しかし冬を越すのが難しく、今は小さな苗が残っています。

樹が大きい時は、その葉を摘んでお茶を作っていました。大きく育つ日が待ち遠しいです。
7月下旬、青森県の黒石茶の畑を訪ねました。

りんご畑が隣接し、胡桃の木の向こうに広がる、標高200mの茶畑です。以前は倍の広さでした。

50年前から、やぶきたとかなやみどりの苗木や実から育てた茶樹。生産は年に3回、手摘みです。

ただし現在は、家庭用に栽培、生産しており、流通していません。

今後の展開に期待します。
鎌倉時代(1202年)、栄西禅師が開山した建仁寺。

方丈庭園 潮音庭の美しさと静寂さを愛でる為に、多くの人が訪れます。

俵屋宗達作、国宝風神雷神図屏風のレプリカも観られます。右は法堂の天井一面に描かれた、小泉淳作、双竜図。

境内には、昭和58年に寄進された茶碑と、平成3年に植えられた茶畑も佇んでいます。

毎年5月に茶摘みをする、茶碑後方にある茶畑。

茶碑の傍の池では、鯉や鴨が泳いでいました。
