寒の戻りを感じるある春の日、武相荘に行きました。
戦後外交関係などで活躍された白洲次郎さんと、作家であり骨董にも造詣が深い正子夫人が居を構えた、藁葺き農家です。
お茶処ではお抹茶も飲めます。
予約をすると青山「レ・クリスタリーヌ」から取り寄せた、洋風のお弁当が頂けます。(↑上記メニュー参照。)
2001年10月に武相荘を記念館としてオープンさせた、白洲家の長女牧山桂子さんの著書「白洲次郎・正子の食卓」。
四季折々の武相荘の様子、収集した骨董皿、その皿に盛りつけた桂子さんの料理が楽しめる1冊です。
11月下旬、武蔵小金井にある臨済宗の泰元山三光院に行きました。
こちらでは予約制で、京都竹之御所流精進料理が食べられます。精進料理の教室もあります。
料理はまず、三光院の紋ささりんどうが入った最中と抹茶から始まります。
続いて、お煮〆め、ごまおかべのくずとじ。
ふきよせ、一口吸い物。
香の物と銀杏のおばん、一保堂の番茶。すべて一品ずつ配膳されます。木枯(茄子の田楽)は撮れていませんでした。
紅葉した木立、ゆったりとした時の流れ、都会にいることを忘れます。
ふと立ち止まるのにふさわしい場所です。
近くに行く機会があったので、社のまわりに茶の樹が植えられている、茶ノ木神社に立ち寄りました。
名前の由来になった茶の樹。
最寄り駅は半蔵門線の水天宮駅です。
ビルが建ち並ぶ都会の真ん中に、お茶にゆかりのある神社があります。このミスマッチが面白いです。