昨年の阿波晩茶、今年の茎茶、今春作ったティーバッグは入手できたので、飲み比べてみました。
阿波晩茶は煮出して飲みます。水色と形状の違いが一目瞭然(ティーバッグは淹れた後、袋から茶殻を出しました)。酸味はそれぞれありますが、香味の違いもはっきりしていました。繊細な酸味があるリーフの阿波晩茶が、やはり一番美味しいです。下の写真は、左から阿波晩茶、茎茶、ティーバッグ。
阿波晩茶を使った商品もありました。
上勝晩茶アイスクリーム。色はうすい茶色。茶の味はあまりしませんでした。
阿波晩茶パイ。サクサクした食感で、隠し味的にほんのり酸味を感じました。
阿波晩茶そば。1パッケージで200g。ほんのり甘い味のする蕎麦でした。
その土地ならではの茶を使用した商品を手にすることは、驚きと味を想像する楽しさが味わえます。今後もいろいろと開発されることを、期待しています。
翌朝の漬け込んだ樽。シュロの葉の間に白い泡が出ています。一晩で酵母が発酵している証拠です。樽の中は40度以下で、微生物が生育しやすい環境です。空気中の乳酸菌が入って行きます。
碁石茶と同じで、重石と蓋が持ち上がり、そして少しずつ下がるそうです。透け込み期間は2週間から3週間です。
漬け込んだ茶を取り出すときは、写真の道具を使うそうです。茶葉を傷つけないように先が丸くなっている、生産家の手で作ったオリジナルの機械だそうです。この日は朝7時に、別の生産家のビニールハウスを見学させて頂きました。
桶出しした阿波晩茶を乾燥させるビニールハウスは、側面に開閉できる窓があります。天候によって調節します。そして早朝になると、夜間に茶葉を包んでいた防霜シートを、順次開封していき、熊手で茶葉を広げます。夜は再び、茶葉をシートに包みます。天気が良ければ3日間乾燥させて出来上がりです。茶を茹で、扱き、乾燥しているときの香りは、環境省が選定する「かおり風景100選」になっています。
左は乾燥中の阿波晩茶。真ん中は茎茶。入手困難な茎茶を頂けたので、帰宅後、阿波晩茶と同じように煮出して飲みました。感想はvol.4に書きます。右はビニールハウスの床。コンクリートの上に段ボールを敷き、筵、寒冷紗、防霜シートと重ねます。
ここの生産家は、レンガの釜(左)、オリジナルのオート揉捻機(真ん中)を使用していました。7月上旬から漬け込んでいる樽(右)も並んでいます。製造体験時より大きな樽で、杵でつくのではなく、本来の作り方である、人間が長靴を履いて茶葉を踏む方法で製造しています。
vol.4に続きます。
ボクはKogasaka Bakeにいった。
テラスせきなら、ワンコもOKだよ。
イスのうえでまつボク。
ママは、きせつのメニューのミルクティーかきごおりをたべてたよ。