行きたかったスポット、藤枝の大茶樹。樹齢300年以上、静岡県内で最も古いお茶の樹です。
幸運なことに、連れて行って頂く機会に恵まれました。
そしてこの日は、偶然にも藤枝市茶手揉保存会の茶摘みイベントが行われていました。
高さ約4メートル、周囲約33メートルの大きな茶樹を、脚立に乗った茶娘や摘み人が、囲むようにしてお茶を摘んでいます。
大茶樹は樹の中に入ることができ、中は常設の足場が組まれ、樹を支えています。
周りには、大茶樹から挿し木で増やした茶畑(上左の写真)があり、こちらも茶摘みをしていました。上右の写真は、背後に迫る自然仕立ての茶畑です。
摘んだお茶の葉は地元のお年寄りに贈られる煎茶、「長寿の香り」になるそうです。
交通の便は、バスが1日4本あるようですが、マイカーでの移動を推奨します。
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アトリエアルケミスト、小鳥喫茶室でも数量限定にて、デカフェ紅茶とオーガニックハーブにこだわった、体にやさしいAlways Teatime!のお茶を販売して頂いています。
昨秋に続き今春も、村松二六さんのところで烏龍茶製造研修をさせて頂きました。
いずみの茶摘みからスタートです。
摘んだ茶葉を計量後カレンに移し、日干萎凋します。生葉の量は約14kg。カレン7枚。カレンの数が多いのは、A氏が隣で別の烏龍茶を作っているから。下の写真2枚の右側のカレンが私たちのいずみです。紫外線が強いので、寒冷紗と扇風機を使用します。35度以上にならないよう、温度と湿度を気にかけつつ、15分から20分毎に茶葉を手で返し、カレンの位置を入れ替えます。
この日は2時間後に、室内萎凋に移行しました。
お茶の葉の様子を見ながら、1時間半毎に揺青(ようせい)します。回を重ねる度に、攪拌させる回数は増えます。上の左と右の写真を比べると、カレンの数が減っているのがわかります。
5回の揺青後、今回は2時間ほど静置(せいち)し(上右の写真)、殺青(さっせい)しました。
上は殺青前の茶葉。
210℃で約9分釜炒りし、茶葉をヌンカンに乗せます。
ヌンカンの上で殺青後の茶葉を袋に入れて縛ります。団揉(だんじゅう)です。15分後、袋から出した茶葉を機械で揉捻し、乾燥機へ入れます。初乾(しょかん)です。
70℃になったら、乾燥機(上左の写真)から茶葉を取り出します。上右は下から茶葉が出るところ。
その後焙煎乾燥機へ茶葉を移し、6時間乾燥させます。
翌朝、出来立てのいずみの烏龍茶を頂きました。荒茶を試飲した時から美味しかったので、とても良い仕上がりです。今回は中国茶のエキスパートに混じっての作業でしたので、より充実していました。
研修の締めくくりは、用宗にあるジェラードバーLA PALETTEへ。丸子紅茶のジェラードが食べられます。美味しいです。人気商品なので、売り切れる前の午前中がオススメです。
今回も、二六さん、時枝さんに大変お世話になりました。ありがとうございました。