ひのはら(石鎚)黒茶製造実験2021.Part3は、お天気の都合で延期となりました。こちらでご紹介するつもりでしたが、難しそうです。中途半端な情報となってしまい、申し訳ありません。今週はお菓子ネタです。
お茶に関わる仕事をさせて頂くようになってから、紅茶や緑茶を材料にしたお菓子を探すようになりました。
東京ラスクから発売されている、アールグレイ+ジューシーオレンジ。
スケルトンのパッケージがかわいいです。
紅茶の甘い香りと砂糖の甘い味の後、口の中にオレンジの風味が広がります。サクッした食感は、バニラアイスクリームに添えたくなります。
2週間後、3つの樽を開けました。
それぞれの樽に、白カビ、青カビ、黒カビも発生していました。
上は白カビ(リゾムコールバリアビルス)のアップです。
好気発酵させた茶葉を、ビニールシートの上に出し、
手に掴んだ茶葉を、シートの上で前後に約200回転がして揉み、
再び桶に戻します(左上の写真)。その上に茗荷の葉を敷きます(右上の写真)。
上は綺麗に敷き詰めた茗荷の葉。
茗荷の上にプラスチックの蓋を置き、その上に17、5kgの重石を載せます。
更に樽をビニールシートで包みます。3個あった樽が1個になりました。日の当たらない屋根の下に置きます。嫌気発酵です。
2021年も7月上旬から、檜原村で黒茶作りをして来ました。
スキーが出来そうな傾斜地の茶畑で、しごき摘みをした茶葉は約8kg。
上の写真は摘みたての生葉です。3段蒸籠の準備をして、
1回につき、1升400g×3個=1200gの生葉を、攪拌しながら30分から40分蒸します。この作業を7、2kg分繰り返します。※0、8kg分は破棄しました。
その後、茶葉を冷まし(左上の写真)、培養させた石鎚黒茶の菌(右上の写真)を希釈し、
冷ました茶葉に撒布し、手で攪拌します。
桶の真ん中に筒を立て、周りに茶葉を詰めていきます。詰めた後、筒だけ抜きます。
桶は3個になりました。2週間、日の当たらない屋根の下に置きます。好気発酵です。