日本人として初めてミルクティーを飲んだとされる大黒屋光太夫。その軌跡を辿る旅に出ました。白子駅から徒歩15分ほどの場所にある白子港緑地。

光太夫が、1782年に出帆した地です。

今は新港となり公園が隣接され、モニュメントが建っています。

彫刻家三村力氏作「刻の奇跡」。

おろしや国酔夢譚の作家、井上靖氏の詩碑「大黒屋光太夫・讃」。

詩碑の裏には、井上靖氏の略歴(左)。そばに設けられた石碑「大黒屋光太夫船出の地を記念して」(右)。

緑地から海へと伸びる道を境に広がる、皷ケ浦海水浴場(左)。海から見た白子港緑地(真ん中)。海水浴場の反対側、緑地の先にある白子新港(右)。



ここから、光太夫の壮大なドラマがスタートしました。
八女の茶旅続編です。福岡・八女と言えば、三重県、京都府と共に、玉露の3大産地。

その中で、GIマークを取得しているのは、八女だけです。

土地勘のある人ではないと行き着けない場所に、その畑はありました。冬は数十センチの雪が積もるとか。

標高300mの山中で、午後の日の光を浴びた、秋整枝前のさえみどり。摘菜も整枝も手摘みだそうです。

農林水産大臣賞を受賞した、久間正大氏。ご多忙の中、茶畑の説明をして下さいました。八女本玉露のマークが入った看板が立っています。

そして、星野村にある星野製茶園の抹茶(碾茶)畑も見せて頂く機会に恵まれました。

抹茶(碾茶)畑の看板と茶樹。標高250mのさえみどりの抹茶(碾茶)園です。

左は抹茶(碾茶)畑の先にある碾茶工場。右は手前の川を越えた上に広がる、かぶせ茶の畑。

左は星野川。川が流れ霧が発生する北側の土地だから、極上のお茶が育まれます。右は改築中の星野製茶園。案内して下さったのは、星野製茶園、山口洋介氏。ありがとうございました。
お茶仲間にお声がけ頂いて、茶産地八女へ。

現地では八女茶のエキスパートに案内して頂きました。最初に目に飛び込んできたのは、標高100mの大パノラマ茶園。あまりの見晴らしの良さに、出る言葉は、すごい!の一言。品種はやぶきた、きらり、さえあかりなど。

真ん中に見える緑の屋根の建物は、大茶園右側にある八女で一番大きい茶工場です。

展望所を囲む花の咲いた茶樹の中に、アマビエの石碑もありました。

茶園の入り口には看板と、開拓の碑と、パイオニア西江敏之氏の黄金の像が立っています。