みかんの中にプーアール茶が詰まった、2016年柑普茶を頂きました。プーアール茶は熟成させた方が高価と言われています。
お茶仲間オススメの淹れ方で、淹れてみました。
まず、皮ごとお茶を崩します。
急須に適量の崩した皮とお茶を入れ、熱湯を注ぎ、湯を捨てます。
もう一度熱湯を注ぎ、30秒待ち、湯のみに注ぎます。
柑橘系の爽やかな香りとプーアール独特の締め切った蔵の中のような香りが混じり、さっぱりと飲みやすいプーアールの後味が残りました。
2煎目は、熱湯を注いだら待たずにすぐ湯のみに注ぎます。水色は濃くなり柑橘系の香りは薄れますが、飲みやすいプーアール茶が充分味わえます。体を温め、整腸作用が期待できるので、夏バテした身体に良いですね。
今年は天気の関係で、5週間後に嫌気発酵の樽を開けました。
樽の蓋を取り、重石、中蓋を取り、
茗荷の葉、上部の葉を取り除き、
ブルーシートに茶葉を出します。強い酸味の香りがします。
ブルーシートと簾の上に、固まった茶葉を1枚1枚剥がして並べます。
8時30分から始めた天日干しは、表裏を返し、13時に終了。左は並べ始め。右は終了間際。
出来上がった黒茶は、帰宅後試飲しました。500mlの熱湯に2gの茶葉を入れ、1分煮出し、茶葉を取り出して約30分置きました。檜原の常在菌で作った黒茶。酸味の香りは強いですが、味はそれほどでもなく、出汁のような後味が残り、お茶漬けにして食べたいと思いました。この常在菌が愛媛の石鎚黒茶の菌(リゾムコールバリアビリス Rhizomucor variabilis)と同じものなのか、解析の結果を待ちたいと思います。
好気発酵の桶漬けから3週間後。
桶から茶葉を出し、ビニールの手袋をした両手で掴み、前後に100回転がして揉みます。昨年とは茶葉の感じが違うと思いました。
揉んだ茶葉を桶に戻して平らにし、その上に茗荷の葉を敷きます。
茗荷の葉の上に、中蓋、10kgの重石、7、5kgの重石を乗せて、
蓋をして、日の当たらない屋外の屋根の下に保管し、嫌気発酵させます。3つの桶は1つになりました。part3.に続きます。