本格的な紅葉を迎える前に、駿府城公園にある紅葉山庭園を訪れました。
入り口で入場料と立礼席の呈茶代を払い、門を潜ります。
人気の少ない朝の時間でしたので、快晴の空の下、清々しい景観を満喫できました。
四阿(あずまや)からの海の庭の眺め。
富士山と駿河湾に見立てた、山里の庭。
松原を抜けて立礼席へ。季節限定の熟成本山茶とゆずかのセットを注文しました。熟成本山茶は、本山の一番茶を井川で秋まで寝かせた、家康が好んだ煎茶です。井川には江戸時代お茶蔵があり、2002年に復元されています。
お茶請けのゆずかは、ゆず香味の緑の餡が入っています。
煎茶を飲み終わると、茎焙じ茶が提供されます。
さすが静岡、美味しいお茶です。お菓子とのペアリングも完璧でした。
3年目を迎えるほうじ茶専門店、東京和茶房。
小田急線代々木上原駅から徒歩8分、東京大学生産技術研究所の隣にあります。
店内のカウンターには色とりどりの水出しほうじ茶が並び、その横にほうじ茶焙煎機が2台設置されています。お店のほうじ茶は全て、この焙煎機で煎っています。産地は静岡、宮崎ほか、ブレンドもあります。
今回はほうじ茶ルーロー飯とほうじ茶3煎飲みくらべセットをオーダー。ほうじ茶ルーロー飯は、豚肉をほうじ茶で煮ています。日本人好みのあっさりしたルーロー飯です。
ほうじ茶3煎飲みくらべセットは左から、浅煎り、中煎り、深煎り。煎り具合で水色も濃くなり、香味もロースト感が強くなります。左手前にあるのは、お茶請けのチョコレートケーキです。
ほうじ茶セットには、飛騨の山椒とキビ糖シロップが添えられています。
浅煎りには柑橘系の味わいの飛騨の山椒が、深煎りにはキビ糖シロップが合うとお店の方に伺って、それぞれ入れてみました。浅煎りはフルーティーに、深煎りはコクが出ます。個人的にはスタンダードな中煎りが気に入りました。ごちそうさまでした。
緊急事態宣言が明け、今年何回目かの余珀へ。毎回違う方をお連れするのですが、お店に着くとみなさん、スマホでインスタ映えする写真を撮り出します。笑
今回は抹茶を使ったデザート、米粉の抹茶ヴィーガンマフィンをご紹介。良い色合いです。余珀の焼印が入っています。
抹茶のデザートでしたので、茶屋すずわと余珀オリジナルのほうじ茶を頂きました。
やさしい味わいのデザートにさっぱりした焙じ茶。秋らしい?ペアリングになりました。