上野の森美術館で開催中のKING & QUEEN 展。

ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリーのコレクションから、約90点が出品されています。
展示されている肖像画から、紅茶に関わるをQUEENをピックアップします。

「キャサリン・オブ・ブラガンザ(1638~1705)」英国に紅茶をもたらしたポルトガルの王女で、チャールズ2世の妃です。女性に人気のチャールズの妻としてイギリスで生活することは、幸せではなかったかもしれません。

「メアリー2世(1662~1694)」チャールズ2世、ジェームス2世の後、夫のウィリアム3世と共同統治し即位した女王です。オランダ式紅茶の飲み方を宮廷に広めました。また、ハンプトンコート宮殿に、お気に入りのコレクションを飾る磁器の間を作りました。

「アン女王(1665~1714)」メアリー2世の妹で、メアリー2世とウィリアム3世の後、即位しました。女王の好んだ洋梨型のティーポットは、クイーン・アン・スタイルと言われ、今でも店頭で見かけます。また、いくつかの城内に茶室を設けました。

「ヴィクトリア女王(1819~1901)」英国史上、エリザベス2世に次ぐ、63年の長き在位を誇ります。工業が発達した当時のイギリスは、アルコール依存者が増え、禁酒し紅茶を推奨する政策を採りました。このヴィクトリアン・ティーの基本は、1、ティーは正しくいれること。2、お茶請けは豪華であること。3、優雅でセンスの良いテーブルセッティングをすること。

「ロイヤル・ウィンザー・ロッジでの王室の人々」1950年 ジェームズ・ガン作。左からジョージ6世、エリザベス王妃、エリザベス王女(現エリザベス女王)、マーガレット王女のアフタヌーンティーの様子です。幸福な家族の様子が伝わってきます。

1月11日(月)まで。
13回目の悠悠茶論は、イギリスに関係する本をご紹介します。

Cha Tea紅茶教室著「図説 英国ティーカップの歴史〜紅茶でよみとくイギリス史〜」。
2019年に増補新装版が出版されています。ティーカップ、写真、絵画を通して、わかりやすくイギリスの紅茶文化を解説し、網羅している1冊です。紅茶にまつわるエピソードも豊富で、イギリスを旅したくなります。紅茶を学びたい人に、是非読んで頂きたいです。

羽根則子著「イギリス菓子図鑑〜お菓子の由来と作り方〜」。
こちらも2019年に増補改訂版が出版されています。素朴なフィーリングのイギリス菓子104種のレシピとストーリーを、カラー写真付きで紹介しています。改訂版は31増え、135種です。他国発祥と思っていた菓子や、ビールやサイダーを材料にした菓子もあり、蒙が啓かれる実用書です。

ジュディス・カー作、晴海耕平訳「おちゃのじかんにきたとら」。
イギリスで人気のある絵本です。イギリス人はお茶の時間を大切にします。タイトル通り、母と娘のお茶の時間に突然虎が現れます。どのような状況であれ、心を平穏に保つことが無敵と読み取れます。作者の生い立ちを知ると、風刺的なニュアンスも含まれている奥深さを感じます。
11月29日にオンラインで開催された、第19回全国地紅茶サミット in 東京ひのはら。

25の茶園のお茶と檜の茶さじを事前に送付してもらい、自分で紅茶を淹れて飲みながら、もしくは予習として飲んでから、25テーブルのうち6テーブルの生産家のお話しをオンラインで伺います。

Remoは初めてでどうなることかと思いましたが、事前に説明会があり、当日の午後は無事に過ごさせて頂きました。東京紅茶、木下さんの対談式ビデオトークショーの他、生産家さんのテーブルで、少人数で直接お話しを伺える方法は、思った以上に楽しくアットホームな雰囲気でした。終了後、オンラインショップで紅茶も買わせて頂きました。
実行委員のみなさま、世話人のみなさま、生産家のみなさま、ご一緒に参加されたみなさま、ありがとうございました。
参加者特典であるオンライントークショーは、今月半ばからスタートするようなので、こちらも楽しみです。
2021年の第20回全国地紅茶サミットは、11月13日、14日に、鹿児島の薩摩英国館を中心に開催予定です。