悠々茶論9回目はお茶の図書室です。

桑原秀樹著「お抹茶のすべて」。
宇治の抹茶問屋4代目であり、日本茶インストラクターでもある桑原秀樹さんの著書です。「抹茶の研究」で、宇治市紫式部市民文化賞を受賞された方です。抹茶を使ったお菓子の裏話や、抹茶を作っている昔の写真も掲載されています。

茶農家 村松二六「チャとともに」。
子供も読めるようカナが振ってあります。大きなカラー写真と村松さんの語り口による、国産紅茶づくりの本です。村松さんの存在があったからこそ、現在の日本産紅茶の発展があります。和紅茶ファンは必読です。

戸塚真弓著「パリからの紅茶の話」。
ポルトガルでは、茶をシャァと呼ぶ。それを知ったきっかけは、この本です。今まで目にしたお茶の本には、ポルトガルでは「Cha チャ」と発音すると書いてあります。常に新しい発見を求める方に、オススメの1冊です。
それでは、良いお年をお過ごし下さい。
講演会も拝聴しました。

知りたかった「日本の紅茶史」。講師は山口聡先生、呈茶が村松ご夫妻の、受付開始後数分で満席になった人気講座です。

ウェルカムティーは、村松二六さんのオリジナル緑茶。

お茶請けは、村松二六さんの紅富貴を寒天で固めた菓子。上品な味で、コーディネートも可愛らしくて、センスの良さが光ります。2杯めはただにしき。甘い芳香が漂います。貴重な紅茶を頂きながら、興味深い内容に耳を傾けました。

くれはの岡本さんと奥田実紀さんのイベント「和紅茶の魅力を語ろう」。

ウェルカムティーはつゆひかり1st。紅茶に合う羊羹、手作りの洋菓子と一緒に。2杯目は南薩摩のべにひかり。トークショーのような楽しい雰囲気で、和紅茶づくり&羊羹のエピソードを聞くことができました。

シンポジウム「常滑急須とは何かを語る、目からウロコの100分間」。パネリストは、磯部輝之氏、吉川文男氏、加藤一房氏、コーディネーターは石部健太朗氏。

ディスプレイされていた急須のパネル。
急須の蓋の穴の位置は、、、焼き上がった状態で判断するそうです。
他にも参加したかったブースやステージがありましたが、それでも十分に刺激と気付きを体験できました。次の開催は3年後。待ち遠しいです。
3年に1度開催される世界お茶まつり。各ブースで活躍しているお茶仲間たちに会ってきました。

八女伝統本玉露のしずく茶。リーフのアップは撮り忘れました。冷ましたお湯を茶葉のまわりからかけ、最後の数滴を真ん中に垂らします。

タケノコ入りの和菓子と一緒に3煎まで頂き、最後に塩ポン酢か塩を好みで茶殻にかけて頂きます。塩ポン酢、イケます。

日替わりで品評会入賞茶を呈茶しているブースでは、相澤園さんの煎茶を頂きました。上は、蓋がそれぞれ決まっている宝瓶。

入賞茶だけあって、美しい色と形の茶葉。不揃いの葉は手作業(ピンセット)で取り除くそうです。色をきれいにするため、摘採5日前に遮光するとか。こちらも冷ましたお湯を茶葉のまわりからかけ、最後の数滴を真ん中に垂らします。

この美味しさでワンコイン!友人にも推薦してしまいました。

沖縄のぶくぶく茶(振り茶)も体験しました。左は桑で作られたぶくぶく皿に大きな茶筅。右は香片茶のリーフに煎り米。

ぶくぶく茶はおめでたい時(出産、誕生日、新築などのお祝い)に飲むお茶。煎り米と香片茶を1:2の割合でぶくぶく皿に入れ、専用の茶筅で均一の方向に振ります。泡の壁(右)ができたら、ぶくぶくまかい(ぶくぶく茶専用の椀)に赤飯と香片茶を入れ、泡を乗せます。

最後に、泡の上に細かくしたピーナッツをトッピング。香片茶がジャスミンの香りがする緑茶なので、さわやかな味でした。

トルコの朝食である、紅茶とパンを頂けるブースにも行きました。意外に知られていませんが、トルコは1人当たりの紅茶の消費量が世界第一位。

ガラスのグラスに注がれたきれいな紅茶。濃く煮出して熱湯で薄めて飲みます。

焼きたてのパンはsimitと言うそうです。この組み合わせだと紅茶も進みます。
part2に続きます。